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最終幕のその後の話。話?
一応、全員…分。
全く内容のない話。ヤマもイミもない。オチはあるかな?
一日に一人分ずつ上げていく予定です。
本日は流ノ介。ではよろしくお願いします。
一日に一人分ずつ上げていく予定です。
本日は流ノ介。ではよろしくお願いします。
「殿、流ノ介から何やら届いておりますぞ」
● 池波流ノ介からの手記
拝啓
冬の名残のまだ去りやらぬ時候、殿は如何お過ごしでいらっしゃるでしょうか。
殿の下から去り早一ヶ月。歌舞伎の稽古に打ち込んでいると、殿と共に戦った日々が遠い昔のように思われます。思えば、私の元に矢文が届いたのは、(中略)
初めて殿にお会いした時、私は感動で打ち震えました。馬に騎乗する殿の凛とした佇まいに、この方が私が仕える殿なのだと。
(中略)
血祭ドウコクとの戦いでは、私を信頼して下さり、無上の喜びを感じました。
姫が作成された二枚目のディスクを私に託された時、私は雷に打ちれたような衝撃を受け、筆舌に尽くしがたいほどの感動をいたしました。例えるならば、(中略)
それにしてもあの時の殿の作戦は見事の一言につきます。皆で「縛」の文字を創り上げ、殿が「双」のディスクで烈火大斬刀をふたつにして斬りかかり、その後四人で足止め。そして私が止めを刺す。血祭りドウコクもまさか私が火のディスクで斬りかかるとは思わなかったでしょう。
(中略)
ところで、先日、舞台稽古をしている時に姫がいらっしゃいました。勿論丹波殿もご一緒です。
しばらく見学された後、少しお話いたしました。
姫は、姫がいらっしゃる前の殿や皆のことを少々尋ねられました。私は自分が思ったことを素直にお伝え致しました。横から丹波殿が口を挟むたびに「うるさい」だの「黙れ」だのと姫は冷静に嗜められている様を見て、相変わらずだとつい笑ってしまいました。私も「少し落ち着け」と四~五回ほど言われましたが、私の殿への熱き忠義を止める事などできず、(中略)
血祭ドウコクを倒し、平和が訪れましたが、また外道衆が現れるようなら、ご連絡下さい。この池波流之介、全てを捨て、すぐに殿の元へと駆けつけます。勿論その時には、今以上に強くなっていることをお約束いたします。殿は志葉家十九代目当主。殿を守るが我ら家臣の務め。先の戦いでは、殿がお怪我なさるたびに私は辛い思いを致しました。
(中略)
来月、公演を行います。招待券をお届けいたしますので、彦馬さんや姫と共に観劇にいらして頂けると、光栄の極みでございます。演目は、(中略)
では、殿のご健勝を心よりお祈りいたします。
敬具
「殿、どうでしたか」
「長い。レンガが入ってるのかと思ったら書簡だったぞ爺」
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